家に帰るとお腹を空かした猫がいつも寄ってくる。妻がご飯をあげた後でも「まだもらってませんよ」と何食わぬ顔で目を輝かせて近づいてくるので油断ならない。ペットとは無縁の人生だったが結婚してから猫と生活するようになりとても愛おしく感じる。
猫が出てくる本でも読もうかと中島らも『とらちゃん的日常』を本棚から探してみるが見当たらない。手放したのだろうか?実家にあったり、職場に持っていったり、カフェに置いたりでどこにあるかわからない。売ってしまったのかもしれない。
イライラしたり焦って探さずに気ままな猫さんのように気ままに出てくるのを待ってみよう。